ざっくり書きます!台湾の産科で「分娩」

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【状況】

  • 病院は台安病院
  • 台湾の健康保健証ありでの価格です
  • 妊娠38週目だけど、赤ちゃんが大きくなっていて、いつ生んでもいい状態なので促進剤を打って分娩することに
  • あくまで私個人の場合です。担当のお医者様や状況によって異なると思いますので、ご理解いただけますよう、お願いいたします
  • 一部、理解や記述に誤りがあるかもしれません。その際は教えていただければ嬉しいです

分娩室へ。

立ち会うダンナさんがエプロンとマスク、帽子をかぶる。
入れるのは1人なので、日本から来てくれている私の母親は陣痛室でお留守番。

分娩室では、3〜4人の助産師さんたちがてきぱきと準備を進めていました。
「こんなに人が立ち会ってくれるの?」って思いました。
ごくごく小音ですが、音楽も流されていました。

軽く剃毛。
子宮かな?に注射。
その後、赤ちゃんを吸盤(トイレの“すっぽん”みたいなの)で吸ったりしている。
私はひたすら、いきむだけ。

どうやら私は自然分娩ではなく、「吸引分娩」だったようです。
待産がかなり長かったからかな。。

お医者さまにおなかを上から強く押されて、
呼吸のタイミングを逃して「苦しい〜」と思ったとけど、ダンナさんが「あぁ〜!出て来るよ!」と言ったのを聞いて、我慢していきむ!
そしたら、真っ白で小さい人間が出てきて、すぐ泣き始めました。

生まれました。

幸せと安堵の満ち潮みたいなものが、どわ〜っとなだれかかってきました。
ダンナさんは、取り出された赤ちゃんの近くに駆け寄って、嬉しそうに写真を撮っていました。
無事に産まれてくれて、本当に良かった。

私の身体は、先生によって淡々と処置が続けられます。
すぐに後陣痛が来て、大きな胎盤がぬるっと出てきました。(グロくてごめんなさい!)
「胎盤だよ」と言われなくても、それが胎盤であることはひと目で分か李ました。

「長い間、赤ちゃんを守っていてくれて、どうもありがとう」そんな気持ちになりました。
胎盤って普通は5〜600gらしいのですが、私の胎盤、700g強もあったみたい。
お医者さまが笑いながら教えてくれました。
ベビも3420gだから、本当にいろいろ大きかったんだなぁ・・・。

引き続き、お医者さまが私のお腹をすごい勢いで押して、お掃除してくれます。
何度も何度も押し出すたびに、色んなものが出てきます。

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ある程度まで出したところで、私の手を取って、おなかの中にあるひとつのしこりを感じさせ、
「これでだいたい健康な状態になったから、ここを毎日押してマッサージしなさい」と言います。
これが子宮なのかな?

そして、どうやら出産でしっかり裂けまくっていたところを縫合してくれました。
普段だったら絶対耐えられないこの痛みや処置も、向こうに見える赤ちゃんとダンナさんの様子を見ていたら、乗り越えられました。

そして、カンガルーケアをさせてくれました。
赤ちゃんの身体には、白いラードみたいな胎脂がたくさん付いていました。

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それまで泣いていたのに、私のところに来たら、泣き止んで、
私はなんて声をかけたらいいのか分からずに
ただただ、何回も「ありがとう」と言いました。

涙が止まらなくて、お医者様にも、助産師さんにも、何回もありがとうと伝えました。
分娩室を出るとき、僅かな間しかいなかった空間だなのに、
なぜか、通い慣れた教室を去るときのような気持ちになりました。

母親のいる陣痛室に戻ります。
とても嬉しそうな顔をして、赤ちゃんを抱いてくれました。
日本から飛んで来てくれたお母さん。
なかなか本陣痛が来なくて、時間ばかり過ぎて行って。

焦っている私に「ゆっくり待てばいいんだよ」と言ってくれたのはお母さんでした。
それがどんなに嬉しかったか。

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ダンナさんが、彼の大好物・六花亭のバターサンド(母の日本土産)をひとつくれました。

お世話になった待産室を出て入院する部屋に移動するとき、助産師さんに「ありがとう」を改めて言いました。顔を見て、ちゃんと。
そしたら彼女は、握手してきてくれました。

私の手、バターサンドで油っぽかったのが申し訳なかった。
でも、彼女と笑顔で別れられて、良かった。

これで分娩は終わりです。

分娩室にいた時間は、30分くらいだったと思います。

ガンガン写真撮ってもOKなのが、本当にすごいと思います。
かなりグロいのでここにはアップできませんが苦笑

お医者様もけっこう付いていてくれたし、大満足な分娩でした。ありがとうございます。

分娩・入院については

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「ざっくり書きます!台湾の産科で「陣痛室で分娩を待つ=待産」」
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