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すっかりブログでのご報告が遅くなってしまいました。
オードリー・タンさんのお母様が書かれた手記についての書籍を日本に向けてご紹介する書籍、『オードリー・タン 母の手記「成長戦争」 自分、そして世界との和解』を、日本のKADOKAWAより、2021年11月18日に出版いたしました。
- 編集:川戸崇央さん(雑誌『ダ・ヴィンチ』編集部)
- 装画:平井利和さん
- 監修:片倉佳史さん
- 翻訳協力:高譽真さん
- 装丁:渋井史生さん(PANKEY)
- 校閲:向山美紗子さん
- 地図制作:尾黒ケンジさん
- DTP:小川卓也さん(木蔭屋)
オードリー・タン公認本 発売即重版『オードリー・タンの思考』に続く一冊
「私たちが過去に受けた苦難を、誰かがもう一度味わうことがありませんように」――
母親によって描かれた、これまで誰も見たことのないオードリーの横顔、そして家族の物語。オードリーを育てた日々について母が綴った手記がある。
台湾で絶版となっている『成長戦争』という本だ。
オードリーの公認をうけ、台湾在住の日本人ライターが同書を日本向けに補完して紹介する初めての一冊。オードリーの母・李雅卿が設立し、台湾の教育改革をリードしてきた「種の親子実験小学校」や、父・唐光華への独占取材を通じ、時代を超えて日本と台湾とをつなぐノンフィクション。
出典:KADOKAWAのWebサイト(https://www.kadokawa.co.jp/product/322105000626)より引用
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雑誌『ダ・ヴィンチ』、そして本書の生みの親・北尾トロさん
雑誌『ダ・ヴィンチ』2022年1月号(2021年12月発売)にて、『オードリータン母の手記「成長戦争」』の生みの親ともいえる、ノンフィクション作家の北尾トロさんに著者インタビューしていただいた記事が掲載されています。
私がどんな気持ちで成長戦争本に取り組んだか、「いま暗闇の中にいる人たちの心を照らす本にしたかった」という言葉を引き出してくださった北尾トロさんのインタビューは、ノンフィクションの大先輩からのスペシャルな応援歌のように思えてなりません。
そんな北尾トロさんがこの本の生みの親である経緯については私も改めて書きたいと思いますが、(北尾トロさんがオフィシャルブログに少し書いてくださっています)今回この成長戦争本の編集を担当された川戸崇央さんは、『ダ・ヴィンチ』の編集さんで、北尾トロさんの人気連載『トロイカ学習帳』を長年担当されている方なんです。
北尾さんが『オードリー・タンの思考』を面白いと言って川戸崇央さんにおすすめしてくださったことがきっかけで、『ダ・ヴィンチ』2021年6月号(5月発売)の誌面上でインタビューしていただきました。(当時の様子はこちらの過去記事ご参照ください)
その取材でインタビューを受けていた際、「次は『成長戦争』を書きたいけれど、出版社を決めかねている」と悩みを打ち明けたところ、北尾トロさんから「川戸は信頼できる編集者だよ」とおすすめいただいたのでした。
そんな川戸崇央さん、この12月からなんと『ダ・ヴィンチ』の編集長に就任されていらっしゃいます!すごい! パチパチパチ!
実は最近、そんな編集長になられたばかりの川戸崇央さんに、成長戦争本の感想などをインタビューさせていただきまして、こちらはまた後日noteにて公開したいと思います!
インタビューが掲載されている『ダ・ヴィンチ』の特集は気になる「BOOK OF THE YEAR2021」。
ぜひ書店さんでお手に取っていただければ幸いです!(台湾ジュンク堂書店さんにもお取り扱いがあるはずです)
星野源さんのロングインタビューは読み応えありありでした。そして、気になっていたけれどやっぱり浅井リョウさんの『正欲』が読みたくなりました。
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どんな本なのか気になるあなたへ
『ForbesJAPAN』オンラインで、読みどころについて寄稿させていただきました
オードリーさんが小学校休学を決めたことで起こった家庭大戦と、バラバラになった家族がそれを乗り越えていく姿は、本当に壮絶で、何度読んでも力をもらえます。
私がなぜ今、成長戦争を日本に伝えたいと思ったのか、その核になるお話です。
人気記事ランキングの1位2位に同時ランクインするなど、とても大きな反響をいただきました。
【前編】オードリー・タンの母親が語った、ギフテッドの子供と「学校恐怖症」
https://forbesjapan.com/articles/detail/44671
【後編】父親はドイツへ。オードリー・タンの不登校が招いた「家庭戦争」の終息
https://forbesjapan.com/articles/detail/44672
『東洋経済オンライン』では、一部抜粋記事を掲載させていただいております
幼い頃、団体教育に相容れず、苦しい思いをされたオードリーさん。絶望の中にあり、「世界と絶交」していたオードリーさんがどのように「自分や世界と和解」していったか、どうして今のオードリーさんが「Not for Taiwan , For Taiwan(台湾のためにではなく、台湾とともに)」「Taiwan Can Help(台湾には世界の役に立てる実力があります)」といった姿勢で献身的に貢献しているか、その背景がわかるような内容です。
“異端児”オードリー・タンを苦しめた学校の呪縛 類まれな才能を持つ”ギフテッド”の苦悩
https://toyokeizai.net/articles/-/468999
オードリー・タンを「絶望の淵」から救った人たち 小3で休学したわが子の変化を見た母の記憶
https://toyokeizai.net/articles/-/469002
発売前夜には、青木由香さんとインスタライブをしましたよ!
制作についてのnoteを地味に更新しております。これからも更新予定です!
台湾のデジタル大臣オードリー・タン氏についての書籍に関連したnote
Webサイト上では一部、試し読みできます
KADOKAWAの運営する電子書籍ストア「BOOK☆WALKER」では、ブラウザで一部無料の試し読みができます。
https://www.kadokawa.co.jp/product/322105000626
日本に行くことができませんが、お取り扱いいただいている書店さん、ありがとうございます
私が日本の書店に行くことが叶わないため、ありがたいことに、友人たちが書店さんの写真を送ってくれます。本来ですと書店の売り場の撮影は許可がいることだと思いますが、現在は自分でお伺いすることが叶わず、こちらで投稿させていただきました。(そしてみんな購入してくれていて、感謝です)
また、茨城の母が地元の書店さんに声をかけさせていただいているようで、ひたちなかのTSUTAYA BOOKSさんでは開催中だった茨城フェアの棚に置かせていただいたそうです。
しっかり撮影許可まで取りつけた母が、現場の写真を送ってきてくれました(「店員さんがとっても親切だった」とのことで、お世話になりました涙)。
台湾でのお取り扱い
台湾はジュンク堂書店さんでの購入がいちばんお得です(15%OFF)
台湾のジュンク堂書店さんに新刊が入荷したとのことで、早速お伺いしてきました!
恐縮にもサイン本をご用意させていただきました。本を手にされた方が幸せになりますように…と念を込めておきましたので、もしよろしければぜひ(追記:サイン本はほぼ完売とのことです)。
台湾のジュンク堂書店さんは新刊『オードリー・タン 母の手記「成長戦争」』も、前著『オードリー・タン の思考』も、15%オフで販売してくださっております。
台湾のジュンク堂書店 店長の鈴木さん。ベテランの書店員さんでもあり、そんな方に応援していただけるのは本当にありがたいことだ…としみじみ。店長の鈴木さんはじめ、スタッフの皆様いつも応援してくださり、本当にありがとうございます。
また、来年にはなんとこちらで私の選書フェアまで開催していただけることになりました。愛してやまない本、雑誌、絵本など、たっぷりご紹介させていただく予定です。
紀伊国屋書店さんでもお取り扱いいただいております
私が伺ったのは台北の微風にある店舗です。
新刊『オードリー・タン 母の手記「成長戦争」』も、前著『オードリー・タン の思考』も、平積みしていただいておりました(12/15現在)。
それにしても、本当に数多くのオードリーさん関連本が出版されていますよね!
どうか、暗闇を照らせますように
雑誌『ダ・ヴィンチ』での北尾トロさんインタビューで詳しくお話していますが、この本を書いた時に思い浮かべていたのは、「誰しもが抱えている心の暗闇を照らすような本にしたい」ということです。
母親の育児本のような印象を持たれる方が多いと思いますが、私は育児本にしたくありませんでした。複雑なので、読んでいただかないと伝わりづらいかもしれませんが、サブタイトルにも付けた通り、これは「自分、そして世界との和解」をテーマにした本です(あっ、答え言っちゃった笑)。
『成長戦争』の執筆を始めたのは、ちょうど2021年の5月ごろ、台湾で新型コロナウイルスの感染が拡大し、学校やシッターさんに子どもたちを預けられなくなったタイミングでした。精神的にも体力的にもかなりきつかったのですが、「コロナ禍で、私よりも辛い、きつい思いをしている方がたくさんいるはずだ」と思って、なんとか書き上げました。
どうか、今、世界のどこかで苦しい気持ちを抱えている方に届きますように。
オードリーさんも喜んでくださっている?と嬉しいです
いつも、私が書いた原稿を中国語に翻訳してオードリーさんに見ていただいているのですが、私が翻訳しているとスケジュール的に間に合わないので、翻訳者さんにお願いしています。そうした関係もあり、『オードリー・タンの思考』も『オードリー・タン 母の手記「成長戦争」』も、どうしても本の販売価格が高くなってしまっていて、すみません。
でも、翻訳者さんも「オードリーさんのような素晴らしい方の本に関われて良かったです」と言ってくださっているのが、私の救いです。
それと、先日オードリーさんが登壇された日本とのオンライン対談イベントでこの本のことに触れてくださっておりました。
↓中国語の該当箇所はこちらです。その後に日本語通訳が続きます。
https://youtu.be/oykql6t1VHI?t=2224
オードリーさんもご多忙のなか、原稿を確認してくださったり、お父様をご紹介くださったりと、たくさんの協力をしてくださいました。
そもそも私にこの本を出版させてくださったのは、ほかでもないオードリーさんです。
それはきっと、オードリーさんご自身の過去によって、日本の皆さんが励まされ、「もう二度と同じような辛い思いをする人が一人でも減りますように」という気持ちからのことだと思います。
台湾ではオードリーさんは教育改革に大きく貢献されていらっしゃいますが、きっと日本に向けても貢献しようと思ってくださっているのだと思います。たまたま書き手の端くれとして、私も貢献に参加できたことを、とても光栄なことだと思っています。
オードリーさんと、オードリーさんのご家族の皆さまにも、深くお礼申し上げます。
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