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『男女 オスメス の怪』
養老さんと阿川さんの対談
『オスメスの怪』というタイトルで括るのは
ぴったりなような、それでいて勿体ないような・・・
知識欲をひったひたに満たしてくれる一冊でした。
すらすら読めるから疲れないし、
クスクス笑いたい時におすすめかも。
↓ ↓ メモメモ ↓ ↓
●「男女七歳にして席を同じうせず」
男の子を保護するシステムです。
そうしないと、大人になってから男が女から逃げてしまう(笑)。
年頃になって席を同じうしてないと、お互いに幻想を持つでしょ?
これが非常に重要なんです。
お琴は女はいいもんだとか思い込んで、そこに世界が結婚制度なんか用意してれば、
ホイホイ結婚する。それで今まで社会が保たれてきたわけ。
●反対語と思われているのは
常に補完語ですよ。内とか外とか、男と女とか。
実は男と女を合わせて人なんだから、常に補完しあってるんですよ。
●システムというのは脳であり細胞で、情報とは言葉であり遺伝子である
「バカ」と言っても言葉は何もしない。
聞いた人が怒って殴ったりするだけ。怒んない人もいるし。
細胞は常時変化している。その中で頑として動かないものが遺伝子
●更年期があるのは人間とクジラだけ
●蚊に刺されると痒くなるのは
蚊のエサが減らないように自分たちでバランスをとっているから。
蚊に刺されて痒くなかったら、蚊は許されてポピュレーションがもっと増える。
●科学と宗教は同根で、
一方に宗教があるから、他方に科学がある。
「西洋人が科学をあれだけ押し進める原動力になったのは、宗教的世界のキツさですよ。」
>『男女の怪』養老孟司+阿川佐和子
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