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台湾人が大切なおもてなしをするときに行く、とっておきの台湾料理レストランを発見
台湾在住の皆さまにおかれましては、日ごろからレストランの開発にいそしまれていらっしゃることと存じます。
日本からお客様がいらした時にお連れするのに、おいしい中華料理のお店はヘビーローテーションしますよね。
でも中には「観光客向けのところじゃなくて、ローカルなところに行ってみたい」というリクエストを受けることも多くて悩みます。
さらに、私がいつも残念に思っていたのが、台湾にはおもてなしに向いた「台湾料理」のお店が数えるほどしかないということ。
四川や上海、香港、そしてみんな大好き雲南など、ルーツが台湾ではない料理が多くて、それはそれでいいのですが、
ここはやはり台湾料理のお店も知っておきたいと思われる方は私以外にもいらっしゃるのではないでしょうか。
そんなある日、美食家の台湾人が連れて行ってくれたレストランがおいしくってリーズナブルで、めちゃくちゃ大ヒットでした。
大切なお客さんや、家族での食事など、とっても重宝しております。
先日ランチ会でこのお店に行く機会があり、これはチャンスと思いカメラ持参で参上してきましたので、この機会にご紹介させていただきますね！
なんてったって、店名「款待 手路菜」は”手料理のおもてなし”という意味ですから
店名にもなっている「款待」というのは、「相手を大切にする、親切で気持ちのこもったおもてなし」という意味。
中国語の「好客」とも似ていますが、より、相手を尊重するという意味合いが強いのがこちらの「款待」です。
なお、「手路菜」とは手料理のこと。
そんな「款待 手路菜」は、食べることが大好きな台湾人オーナーのDavidさんが2017年に開いたお店です。
場所は、林森北路と市民大道の交差点のほど近く。
MRTだと善導寺駅または中山駅が最寄り駅になります。
「こんな場所にあったんだ！」と思うような穴場ですよ！
店内はこんな感じ
店内は、にぎやかな台湾料理の雰囲気でいっぱい！
でも熱炒ほどうるさくはありません。
２〜３人で座れる席や、数十人の団体さんでも入れます。
人数や希望に応じて、レイアウトをフレキシブルに動かして対応してくれますよ。
また、ロールカーテンで仕切られた半個室が便利です。
特に静かに話したい時には、角の席がおすすめ！ 角は人気の席なので要予約です。
予約の時には「角落的包廂（角の個室）」って伝えてくださいね。
テーブルは大きいですが、少人数でも使わせてくれます。
タバコを吸いたい時には屋外のテラス席（屋根あり）を予約されると良いでしょう。
屋外には鯉も！子連れで子どもが飽きたら、外に鯉を見に行こう！笑
昔ながらの台湾料理を現代向けにアレンジ
こちらが特別なのは、昔ながらの台湾料理のなかでも、家庭料理だけではなく「酒家」と呼ばれる料亭で出されていたような、手間のかかったおもてなし料理までいただけること。
Davidさんが昔食べた味が忘れられなくて、シェフたちと一緒に研究を重ねながらレシピを再現しているのだそう。
こちらがその酒家メニューのひとつ、「五柳枝魚」980元。
季節によって変わる白身魚に、特製の甘酸っぱいソースがかかっています。
この日の魚は「紅鮕魚（台湾では紅鼓魚、眼斑擬石首魚とも呼ばれる、スズキ科のレッドドラムという魚）」。
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朗報：この秋からメニューが小サイズに対応！
この日は会社のランチ会に呼んでいただいたので大人数だったため大皿料理が多いですが、
この秋からのメニューでは、ほとんどの料理に小サイズができたそう！
２〜３人の時には小サイズを頼んでいろいろ食べるのが楽しくておすすめです。
この日いただいたもの
お通しに小菜が２種類
煙燻鴨賞 小皿360元
いぶした鴨肉とキュウリの冷菜です。ピリ辛でビールに合う！
蒜味菲力牛 小皿 480元
ニンニクたっぷりのヒレステーキ。
五香豬肝 360元
台湾の調味料・五香風味の豚レバー。ビールに合う！
高粱香腸 小皿 270元
高粱風味の台湾ソーセージ。これは子どもたちも大好き！ 大人はおつまみに。
うっかり台湾流に生ニンニクとともに食べたら、昼からすごいことになってしまいました。
夜ならいいと思います。笑
蘭陽西魯肉 小皿 520元
「蘭陽西」とは宜蘭に伝わる煮込み料理。白菜やお肉がトロトロになるまで煮込まれています。
そのままでも良いですが、お酢を入れるとさっぱりしておいしいと大好評。
款待脆皮雞 半隻780元
パリパリの皮とジューシーな身がたまらない地鶏。大人気でした。
台式海鮮炒大麵 240元
台湾の天婦羅（さつま揚げのこと）が入った海鮮焼きそば。海鮮どっさりで美味しかったです。
台式海鮮炒米粉 240元
同じく台湾の天婦羅（さつま揚げのこと）が入った海鮮焼きビーフン。
金錢蝦餅 90元/1個
プリップリのエビが入ったボールフライ。数は調節できるそうですよ。
水波蟹 中皿は3匹780元
台湾産の天然・黄金蟹を炒め煮し、卵でとじたもの。蟹の身をしゃぶりながらいただきます。
私的にはこれが好きでした！
看板メニューの「牛尾牛腩燉雞鍋（要予約）」3,600元
牛と鶏をコトコト6時間かけて煮込んだスープに、地鶏がまるごと一匹入っています。
これで10人は食べられます。食べきれなければ持ち帰りしましょう。
栄養たっぷり、飲めば元気になりそう。
蒜香五花肉 小皿 320元
五花肉とは豚バラ肉のこと。ニンニク風味の唐揚げは、おつまみに最高です。
紅麹雞捲 中皿360元
台湾で古くから家庭で親しまれてきた台湾料理。
昔は、前の日の残りものを適当に集め、皮で巻いて揚げて食べていたそう。
「鶏」とありますが、豚肉が入っています。
その理由は、台湾語の「残ったもの」と「鶏」の発音が同じであることから、昔からこの料理の名前は「ke-kúi（ゲークイ）」と呼ばれていて、それに中国語で当て字をしたところ、「紅麹雞捲」になったのだそう。
また、鳥の首に似ているといういわれもあったようです。
蔥香雞油拌飯 30元
写真手前に写っているご飯です。絶対太るって分かっているんですけどね・・・笑
どれも美味しくて、すっかり食べ過ぎでした！笑
私がついつい職業病を発症してオーナーとおしゃべりしている間、私のお皿にきれいに盛り付けてくれたお友達の優しさよ・・・ありがとう♡
みんなに好評だったのは、どのメニュー？
この日は台北にある法律事務所のランチ会に呼んでいただいたのですが、
なぜか美女ばかり！
しかもみんな台湾大学の法学部卒！
みんなにどれが美味しかったか聞いてみると、
- うまみたっぷりの煮込み料理「蘭陽西魯肉」
- パリパリの皮とジューシーな身がたまらない地鶏「款待脆皮雞」
- 火の入り方が絶妙な豚レバー「五香豬肝」
あたりが好評でしたよ！
Davidさんの発見「日本人は台湾料理をすごく好きになってくれる！」
オーナーのDavidさんとおしゃべりしていて面白いなと思ったのが、
Davidさんが「日本人は最初、台湾料理を知らないことが多い。みんなが知っているのは中華料理で、それは四川料理とかでしょう？ でも台湾に来て台湾料理を食べると、みんなすごく好きになってくれるんだよ！」と話していたこと。
麻婆豆腐やトンポーローなどのような、辛くて油っぽい中華料理ではなく、優しい味わいの台湾料理は日本人の口に合うらしく、とても好評だそうです。
確かに、私も台湾に来てから台湾料理というものを知ったあとは、日本でよく見かける台湾料理のお店って全然台湾料理じゃないなって思ってました。笑
飲み物もズラリ
台湾ビール、18天、台湾発のクラフトビールSUNMAI、カバランウイスキーの会社が出したビール「BUCKSKIN柏克金（バックスキンビール）」、そしてギネスとここまでビールを揃えているなんてすごい！笑
お茶やカバランウイスキー、高粱などももちろんありますよ。
Davidさん、洪シェフ、ごちそうさまでした！
写真は左がメインシェフの洪さん、右がオーナーのDavidさん。
シェフは現在４人いらっしゃるそう。
ごちそうさまでした、また来ます！
台湾料理レストラン「款待手路菜」基本情報
住所：台北市中山區中山北路一段53巷32號
電話番号：02-2567-6097
営業時間：11:30〜14:00、17:30〜21:30（L.O.21:00）夜は特に要予約、昼も席指定の場合は予約を！
公式Facebookぺージ：
https://www.facebook.com/台北款待手路菜-1304019702951371/
公式サイト：http://kwan-tai.com/
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