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去る10月11日の夜、蔦屋書店 中目黒店でトークイベントが開催されました
=== 台風19号の被害に遭われた皆さまに、心からお見舞い申し上げます。 ===
このブログでもお知らせさせていただいたように、10月に台湾発、自然派スキンケアブランド「daughter 女兒」の日本初上陸を記念したトークイベントが開催され、私はその司会で東京に向かいました。
おかげさまでチケットは完売していたようなのですが、何しろあの強烈な台風19号が関東に上陸する前の夜だったので、日本のテレビはずっと「命を最優先に」と言っているし、中目黒までお越しいただくのはけっこうなリスクだし、ガラガラでも仕方ない…とある程度覚悟を決めていました。
ところが実際、開始時間前から着席してくださるお客様がどんどん増えていき、本当に来てくださった方に感謝の気持ちでいっぱいで、トークイベントはスタートしました。
台湾のブランドの価値観や考え方を蔦屋書店にいらっしゃるような感度の高い方々に伝えるのは本当に難しくて、
「そのまま伝えただけだとおそらくいいところが伝わらないかもしれない」、
「どうやったらとても素朴だけれどとても素敵なこのブランドの魅力が伝わるか」、
事前に関係者でみっちり考えました。
会場の雰囲気が私の想像よりもずっと良くて、
台風だから皆さん一刻も早く帰りたいのではと思って時間ぴったりに終了したのですが、イベント終了後には参加者の皆さんが熱心にプロダクトを見てくださっているのが印象的でした。
私がこれまで台湾で会ったなかで最高のマーケッターだと思うPinkoi台湾のFred。
司会のプロでもなければ有名でもないちっぽけな私を信じて任せてくださった「daughter 女兒」の皆様。
初めての登壇とは思えない(というか私よりもずっと落ち着いて話されている姿が凛々しすぎる)Pinkoi日本責任者の別所ゆかりさん。
プロ通訳もびっくりの丁寧な通訳をしてくれたジェシカさん(黒子だからと衣装を黒に合わせたのが楽しかった!)。
蔦屋書店のスタッフさん、蔦屋書店さんとの窓口をしてくれたPinkoiのDavidさん、
プレス枠でのご招待に応えてくださった皆さま、
本当にありがとうございました!
(三日間、二人の子どもをみてくれて、三日目には新幹線に乗って高雄まで来てくれた旦那さんも、ありがとう!)
「daughter 女兒」とは
2014年に海外通販サイトPinkoiで販売を開始してから
すでに40,000件以上の販売実績があり、スキンケアカテゴリの中でもトップの人気を誇るブランドです。
「お客様のことを自分の娘のように大切にしたい」というコンセプトで、商品を買うと手書きのメッセージカードをくれたりと、ものすごく誠実な方ばかりのブランドです。
(今回の会場来場者プレゼントも、どうにか一人ひとりに手渡しできないかと相談されたくらいです)
お客様のリピート率も60%以上とかなり高く、クチコミもものすごく良いため、
「Pinkoiとしてもぜひ日本に進出させたい!」ということで、今回のイベントが決まったそうです。
台湾では中山の誠品生活などでお取り扱いがあります。
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でもいちばん特別なのは、このブランドのストーリー。
20年以上スキンケアのOEMをしていた工場が経営難にあい、
経営者のお父様が工場の閉鎖を決めた時、娘のリディアさんが「家のようにして育った工場を閉めるのは惜しい」と
自分が理想とするスキンケアブランドをひとりで立ち上げたところから始まっています。
ドラッグストアでよく見かける「あれもこれも効果があります!」といったステレオタイプなアイテムではなく
花蓮に住む自分たちのおばあちゃんが手作業で作るへちま水など、本当に安心して使える材料をふんだんに使って作られています。
「美白に良いXXという成分」や「台湾らしいXXという成分」といった見た目が美しい成分も、多くのメーカーが広告宣伝で効果を謳うために必要な最低限の量しか使っていないことが多いなか、
この「daughter 女兒」は出来るだけ添加物をシンプルに、化学物質は出来るだけ使わずにスキンケアを開発しています。
今回登壇してくださったリディアさんは、この製品を開発している研究者でもあり、今年、お父様から工場の経営を継いでオーナーになられた方でもあります。
リディアさんにはお兄さんがいらっしゃるので、
台湾ではお兄さんが工場を継ぐのが一般的なところ、
このブランドの設立からこれまで、すばらしい意思を貫き続けているリディアさんに継がせることにしたというのも、このご家族の素敵さが垣間見えるお話だなと思いました。
ちなみにお兄さんは、妹が辛い思いをしてブランドを続けているのでもうやめたほうがいいと思っていたそうですが、お母さまから「あなたが妹を支えなかったら誰があの子を支えるの?」と言われてハッとして、今は妹を研究開発に専念させるべく、運営すべてを取り仕切っているという超絶かっこいい漢でもあられます:)
蔦屋書店 中目黒店でのポップアップストアはすでに期間が終了しておりますが、
アイテムは海外通販サイトPinkoiでも購入できます(日本まで送ってくれます!)。
「daughter 女兒」についてはこちらから
- ピンコイ内のオフィシャルサイト:https://www.pinkoi.com/store/daughter
- オフィシャルサイト:https://www.daughter.com.tw/
- 今回書かせていただいたプレスリリース:
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000011.000033945.html
余談
前にいただいた分を使い終わったので、いくつかアイテムを買い足そうとピンコイからオーダー。
今度は家族で使えるボディローションも。
これまでスキンケアはいつも日本で購入してから台湾へ持ち帰っていたのだけど、
「daughter 女兒」のアイテムはどれもナチュラルでいて、オーナーのリディアさん自ら研究開発を重ねているのと、何しろこの自社工場は20年以上スキンケア専門でさまざまなメーカーのプロダクトを作り続けてきた経験を持っているから、どのアイテムを使っても効果が実感できている、というのが個人的な感想。
しかも成分をケチらずにたっぷり配合してくれているから、保湿力が半端ないです。
「届いた~♪」とワクワクしながら箱を開けたら、カードが入っていました。
「daughter 女兒」では、一人ひとりのお客さんを大切にしたいからと、スタッフ手書きのメッセージカードを封入しているというのは知っていました。
ただ、開いてびっくり!
なんと、トークイベントでさんざんお世話になったオーナーのお兄さん直筆のメッセージでした。
しかも、なんと日本語で書いてくれたというサプライズ…
一言とかじゃなくてびっしりと書いてくれているところにもものすごく気持ちを感じてしまう…!!
こんな愛あるブランドと出合えて、本当に良かったと思える瞬間でした。
ちなみに今回のトークイベントも、専属スタイリストが大活躍
今回のトークイベントのスタイリングも 一力万希子さんによるものです。
彼女に関しては過去ブログをご参照ください!
(台風上陸直前のタイミングにも関わらず、まきこ、本当にありがとう!)
司会だから黒子に徹したいと思い、黒ベースでとお願いしたところ、今回のスキンケアブランドのロゴカラーである温かみのある赤をアクセントにしたコーディネートを用意してくれて、静かに感動でした。
今度は彼女が台湾人向けのセルフブランディングのセミナー登壇のために来台するそうで、それも楽しみです!
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