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超人気台湾人ブロガー&作家、明太子さんとのご縁。
2019年10月に台湾発、自然派スキンケアブランド「daughter 女兒」の日本初上陸を記念したトークイベントが開催され、私はその司会で東京を訪れました。
イベントが始まるやいなや、目の前によく知っている顔を見つけました。
この美人さんは、明太子さん!!
東京在住の超有名台湾人ブロガー、明太子さんです。
明太子さんのブログ『明太子小姐生活旅遊日記』
- 明太子さんのプロフィール:
以前は台湾のファッション誌で編集をされていて、現在は現在はファション誌『mina』台湾版、文芸誌『皇冠』にて東京生活についてのコラムを執筆中。2017年に出版された「明太子の東京幸せ生活手帳」は台湾でベストセラーになり、作家としても活動中。 - 明太子さんのFacebookページ
- 明太子さんのインスタ
彼女は超著名ブロガーさんなので、私も過去にお仕事をご一緒したことがありました。ただ、その時は私は台北、彼女は東京にいたのでやりとりはメールやLINEで行い、実際にお会いしたことはなかったのです。
トークイベントが終わったらすぐに駆けつけ、初めてご挨拶できたのでした。
スキンケアブランド「daughter 女兒」ともコラボしたことがあり、仲良しなので、トークイベントに招待されていらっしゃっていたのだそう。
話してみたら、私と同じで出版社の編集出身、今は日本人/台湾人と結婚し、お互いの出身地で子育てしているしと、共通点だらけでした。
(彼女はかなりオシャレさんだという違いはあるけれど…笑)
それからしばらく経ったのち、メッセージをいただきました。
「お互いのブログ上で交換日記しませんか?」
もちろん速攻で「やろうやろう!超楽しそう!」とお返事したのでした。
vol1.はじめはお互いの自己紹介から。
明太子さんのブログでは中国語版、私のブログでは日本語版を掲載しています。
中文版在這裡哦!:
https://www.mtkomtko.com/beauty/明太子-x-Yaeko日台女生交換日記
初めまして。
2011年から台湾台北に住んでおります、近藤弥生子(こんどうやえこ)です。
ご縁あって今回、明太子さんと『交換日記』をさせていただくことになりました。うれしい!
明太子さんは台湾ではみんなが知っている著名ブロガーです。
そんなこともあって、2018年にあるプロジェクトでお仕事をご一緒したことがありました。
これまで何人ものブロガーさんとやり取りをしたことがありましたが、明太子さんは抜きん出て対応が素晴らしかったのがとても印象的でした。(美人でおしゃれだし!)
それから約一年後。後から私が東京で司会をしたイベントにたまたま来てくださっていて、初対面を果たすことができました。
そしてお互いに分かってびっくりしたのが、
出版社の編集者をしていたこと、お互いの出身地で子育てしていること、子育てしながら働いていること。
「えー、私たちの境遇ってすごく似ているよね!」
というわけで、お互い日々感じていることを交換日記することになりました。
交・換・日・記!
小中学校の頃にずっとしていた、交換日記。
特定の女の子と仲良しだと、いろいろ周りから言われるのが面倒だから、こっそり隠し場所を決めて受け渡ししていたのに、
大人になったらワールドワイドウェブで公開できちゃうんだ!笑
このご縁はとても不思議なもので、過去に私とYaekoさんは一緒に仕事をしたことがあったのですが、その時は最後までご本人とお会いすることはありませんでした。
しかも私は彼女が「近藤さん」という名字であることしか知りませんでした。
当時の近藤さんとの仕事はとても印象に残っています。なぜならまず「この日本人女性、中国語とても上手!」と思ったし、それに彼女はとても親切でした。
私の子どもが病気になり(しかもそれが私にも移り)、予定していた取材の日程を変更してもらった時、助けてくれながら私の身体まで気遣ってくれました。
「近藤さんって優しい人だな!」
当時はまだ会ったことがなかったけれど、彼女は私の心の中にひとつの温かな灯火を付けてくれました。
2019年、ちょうど彼女が台湾のスキンケアブランド「daughter」のトークイベントの司会を務めるために東京の蔦屋書店に来ていた時、そうとは知らず、私もブランド側からお招きいただき会場を訪れていました。
資料にあった司会者の紹介を読み、心が高鳴りました。
「この女性は台湾に住んでいて、二人のお子さんがいるんだ。日本の雑誌の編集を経て、今も日本の雑誌で台湾について連載しているんだ…ってことは…私とすっごく似てない? 私たちって住むところを交換しているんだ!(それとも映画のように雷に打たれて突然人生を交換したの?笑)」
「しかも、きれいだし親切だなぁ!話してる感じも好きになっちゃう。イベントが終わったらすぐに話しかけてみよう!」
実は私はとても恥ずかしがり屋で緊張しやすいのですが、イベントが終わってすぐ、思い切って立ち上がりました。すると、思いもよらなかったことが起きました。彼女がこちらに来て私に言ったんです。
Yaeko:「明太子さん、どうしてここにいるんですか?」
明太子:「!!!!!!私たち、知り合いでしたか?」
Yaeko:「私です、近藤です!」
明太子:「そうだったの!なんと!ここで会えるなんて思わなかった!」
その時に私は確信しました、私と近藤さんは本当にご縁があったのだと。
家に帰ると私はすぐに彼女の台湾生活を綴ったブログ「心跳台灣」を読み始めました。彼女の文字は彼女が私に与えた印象と同じで、とても温かく誠実さを感じさせました。
それ以来、私はおよそ2〜3カ月の間、彼女と一緒に何かできないかと考えていました。そして最後に「交換日記」を思いつきました。彼女は絶対に忙しいと知っていたし、交換日記なんて子供っぽいと思われないかと怖かったけれど、それでもこれを言わないまま80歳になった時、きっと後悔すると思いました。勇気をふりしぼってメッセージを送ると、すぐに既読になって、あっさりと返事が来ました。
「すっごく面白い!書こう書こう!」
これが今、皆さんがご覧になっている「明太子 × Yaeko」日台女性の交換日記のはじまりです。笑
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どれも私たちがお互い相手に聞いてみたかった質問です。
Q. 前はどんな雑誌を編集していたの?
Q. 台湾/日本に住んでどれくらい経つ?
台北に住んで、だいたい8年ほどになります。
Q. いつ、どこで出産したの?
(無痛分娩&産後ケアのある台湾は最高です!)
(私も台湾の無痛分娩と産後ケアに感謝です。笑)
Q. 子どもはどこの学校に行っているの?
まもなく1歳になる次男は台湾人シッターさんに預けています。
(台湾はシッター文化が成熟しているので本当に助かります!)
4月から幼稚園生になります!
Q. 今、どんな仕事をしているの?
取材の仕事(主に中国語で日本各地の取材をしています)以外、本を書いたり、
ネットメディアや雑誌のコンテンツ制作もお手伝いしています。
Q. あなたにとってブログ運営とメディア編集ってどう違う?
私はブロガーとして稼いでいるわけではないのであまり頻繁に更新できないものの、日本のメディアでは伝えきれないこと、私個人の考えなどが自由に発信できる場所なので、私の心の拠りどころになっています。
ブログ:「心跳台灣」
もともとは中国語ができないのに台湾で妊娠・出産することになり(2011年3月に東北大震災があり、地元茨城の病院に震災被害者の受け入れが最優先だからと里帰り出産できなかったのです)、必死で集めた情報をもったいないからとブログに書き始めたのが始まりでした。
それが同じような状況にある方のお役に立てていることが分かり、今でも継続して続けています。ブログを通してたくさんの出会いがありました。
メディアはメディアの目線があって、関わっているたくさんの方々と作り上げていくことにより、一人ではできないようなコンテンツや発信ができるのが面白いところです。
実のところ、ブログを始めたころは私にとってはただの気持ちや日々の生活での発見を発散する場所でした。(ロンドンや東京に行ったばかりで友達もいなくて、寂しい時にはひとりでブログを書くのが習慣になっていました)。こんなに読者が増えて、出版社からお誘いを受け東京での記録を本にしたり、少しずつ案件を受けることになるとは思いませんでした。ブログが今の仕事の軌跡に繋がるなんて、とてもありがたいことだと思います。
編集もメディアのコンテンツ製作も、私がずっと好きな仕事です。みんなと一緒に考え話し合いながら、みんなの共通した思いを少しずつ形にしていくのがとても好きです。私にとってメディア編集の仕事は学びの要素が多く、いつも毎回の企画から新しい何かを学んでいます。異なる方たちと異なるテーマでものづくりをするのは毎回思いもよらなかった発見ばかりで、嬉しい驚きを与えてくれます。
現在の編集や取材の仕事の大部分は、先方が私にテーマやターゲットをくださり、それを私が実行する形で進めています。それに対してブログは私の好きなテーマを探して書くことができます。そしてこれが、今後私が努力してきたい方向です。
MTKOブログ(MTKOは明太子の短縮形です。笑)
https://www.mtkomtko.com
Q、台湾/日本で暮らしはじめて、慣れなかったことは? 後からどうやって克服したの?
たくさんありすぎて、10万字くらい書けそうですが笑
上位3位は:
第1位.「蛤?(はぁ?)」と聞き返されることと、舌打ちされること。
→克服方法:慣れたらスルーできるようになりました。
第2位.全部ではないけれど、バスやタクシーの運転が荒いこと。
→克服方法:バスは路線番号を選んで乗る。タクシーは流れを拾わず、アプリで呼ぶ。
第3位.妊娠中つわりの時に街のにおいが辛かったこと。特にコンビニの茶葉蛋。
→克服方法:つわりが治ればいい匂いだなと感じるようになりました。
日本に来たばかりの頃は慣れないことだらけでした。
このテーマは後日別途話し合いたいですね。笑
私の上位3位は:
第1位.都市や人と人の関係が冷淡だと感じました。
みんながお年寄りや子どもに席を譲らないのを見ると、私の心の中は悲しい気持ちでいっぱいになりました。
→克服方法:人と人の間の温度差を思いやること。それと、遠距離通勤の方を思いやること(実際、そういった方はお年寄りや子供と同じでとても疲れているんですよね)。
第2位.日本の友人たちはお世辞が多く、ご飯やお茶の約束をしても実現しない。
→克服方法:相手が本当に詳細な時間や場所をくれてから信じるようになりました。笑
第3位.食べ物の塩分が高い、特にラーメン
→克服方法:外食と自炊のバランスを考え、外食する際にも味付けの濃すぎないレストランを選ぶようになりました。また、自炊なら醤油やスープの濃さを自分で選べます。
Q台湾/日本で最も魅力的なところは?
「人」「文化(もちろん美食含め)」「自然」ですね!
(これについては、別でもっとたくさん話したい!)
日本はとても美しさにあふれた場所だと思います。人が身につけたり使っているもの、建物やお店のデザイン、本の装丁、街道、食べ物などなど全てが見る人の心をうっとりさせます。ただこれらを眺められるだけで毎日幸せでいられます。
そして、日本人の優しさや考え方にも感謝しています。完璧である背後には、たくさんの人が繰り返し考えた過程があります。私の周囲には真剣に物事を考える人がたくさんいるので、私も少しずつ思考することの楽しさを覚えました!
もちろん美食と美しい景色も人を惹きつけます。いったいいつになったら私は47都道府県を制覇できるのでしょう。笑
これからの交換日記が、楽しみで仕方ありません!
台湾人は本当に「蛤!」ってよく言うし、舌打ちもしますよね。笑
そして早すぎる運転手さんの運転は本当に怖いです。
これからの交換日記がますます楽しみになりました!
次回をお楽しみに~~~!(私自身がいちばん楽しみにしていたりして♡)
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