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東京在住の超人気台湾人ブロガー・明太子さんとはじめた、お互いのブログ上での日台ママによる交換日記。
実はロゴができたんですよ!
大好きなイラストレーターのオガワナホさんに描いていただきました。感&激。
コツコツ準備してやっとここに、第二回目をお送りします!
今回のテーマは私と彼女の共通点「仕事と育児」。
自分の生まれ育った場所とは習慣も価値観も異なる場所で、「どうやって楽しく両立しているの?」という、私にとっても非常に気になる話です。
明太子さんのポジティブさに、私自身たくさん励まされてしまいました。
長文ですが、さっそくご覧ください:)
もし感想や二人で話してみてほしいテーマなどあれば、お気軽にご連絡くださいね!
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>明太子 × Yaeko 日台女生交換日記
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明太子 x Yaeko日台女生交換日記Vol.2 關於工作與育兒
1、働くママのお役立ちアイテム編
日本にいる明太子さんの場合
保育園
日本はベビーシッターの費用が高いので、仕事と育児を両立するママたちにとって保育園は必要不可欠な存在です。
私が住んでいるエリアはなかなか保育園に入れられない地域で、一年半ぐらい息子を認可外保育所に預けていました。最近やっと毎日給食が出る認可保育園に入ることができたので、安心して取材に行けるようになりました。(熱が出ると、先生からの連絡もありますが、今息子は三歳で、免疫力が強くなって、病気にかかることが少なくなりました^^)
この春からは、幼稚園と保育園両方の機能を持つ『こども園』に入学するので、私も仕事を続けられます。
宅配システム「パルシステム(Pal System)」
日本のママにとても人気なのが「パルシステム」というネットスーパーです。(時短食材や育児に便利なものが販売されています。)
注文すると、週に一回自宅まで届けてくれるので、買い物の時間と体力を節約できます! 日本は台湾ほど外食文化がないので、『パルシステム』のようなネットスーパーはママたちにとって重要な存在です。
ママチャリは電動自転車
日本のママたち(特に都会に住んでいるママさん)は、だいたいママチャリを持ってます。子どもたちの送迎も便利だし、買い物に行くにもかなりの時間が節約できます。
二人子どもがいる日本のママは、前にひとり、後ろにひとり乗せたりするんですよ。しかも東京はけっこう坂が多いので、電動自転車は力が弱いママたちを助けてくれるので、とてもありがたい存在です。雨降りの日には、専用のカバーが必要ではありますけれど。
台湾にいる私の場合
シッターさん
「お役立ち」というより、親身になって助けていただいている家族のような存在が、シッターさんです。
長男も次男もシッターさんのお世話になりました。台北はシッター制度が整っているので、おかげで安心して仕事ができます。(これについては長文が書けます!笑)
外食文化
台湾には子どもNGのお店はほとんどないので、どこへでも連れて行けます。テイクアウトも気軽にできますし、宅配サービスなども発達しているので一日二食「UBER EAT」なんていうこともしょっちゅう…。
また、外で夜遅く子どもを連れていても後ろ指を指されるようなことがないのも嬉しいです。
ネット通販
2、有り余る子どもの元気を発散させるには?編
日本にいる明太子さんの場合
公園
日本にはいろんな公園があります。平日は保育園が終わってから近所のお友だちと公園で遊んだり、週末には大きな公園で凧揚げやシャボン玉で遊んだり、自転車に乗ったりしています。
最近いちばんのお気に入りは代々木公園! 子どもが自由に走り回れるし、面白いストリートパフォーマーに出会えるのも魅力的です! 月に一回、おじさんが巨大なシャボン玉を作ってみんなで一緒に遊べるイベントがあるんです。大人も子どもも楽しめる公園です!
室内遊園地
東京は、室内の遊園地も多いですよね。ちょっとお金かかるかもしれないですが、雨の日にはすごく助かります。私たちが良く行くのは東急電鉄の「電車とバスの博物館」です。
「ボーネルンド」の遊び場もすごく楽しいです、全国展開していて、東京にもあちこちにあります。子どもたちの体力が余っているけれどママが疲れている時のパラダイスです^^
東京ドームシティーにある「アソボ~ノ!」も大好き! 一日中遊べるおかげで、雨の日も怖くないです。
動物園と水族館
最近子どもがすごく動物に興味を持ちはじめたので、週末はよく動物園や水族館に行きます。
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いちばん好きな動物園は「上野動物園」。広くて、動物園を見ながら身体を動かせるので最高です。うちの子は電車マニアなので、園内の「上野動物園のモノレール」もすごく魅力的です。
水族館だと東京スカイツリーにある「墨田水族館」がすごく好きです。館内がとても美しく、周辺にも子どもが喜ぶスポットがたくさんあって、親子連れにぴったりです。
子連れOKなカラオケ
10人以上ならパーティールームが使えて、滑り台やボールプールもありました。これはお誕生日会やママ会にとっても良さそうです!
台湾にいる私の場合
ピクニック
川辺の公園
私が住んでいる台北には、川沿いにいくつもの「河濱公園(川辺の公園)」が整備されています。台湾は特に夏場は日中は痛いほどの日差しで、お外遊びに適しませんが、その代わりみんな夕方から遊びに行きます。
この川辺の公園は自転車の練習にも、お散歩にも、バスケットボールのゴールもあって、身体を動かしに訪れた人びとでにぎわう憩いの場です。ついでにふらっと夜市に立ち寄ったりもします。
かき氷、豆花、台湾スイーツを食べに行く
一般開放されている小・中学校
3、日台パパの育児参加度編
日本人の旦那さま:明太子さんの場合
私は、日本人パパの育児参加度が高くなってきたと感じています。週末の公園では、お父さんたちがお子さんを遊びに連れて来ているのをよく見かけます。
少し前に日経新聞で、日本の20-45歳のお父さんの78%が「自分も育児するのは当たり前のこと」だと思っているという記事を見かけました。私が住んでいる東京では、おむつ交換台が設置されている男性トイレも増えているし、子どもを保育園に送るパパの比率もけっこう高いです。
ただ、日本の会社は残業が多いので、日本のお父さんたちは平日なかなか早めに帰宅できません。だから日本のお母さんたちが早めに会社を出て子どもをお迎えに行くようです。平日の夜はママのワンオペによる育児が多いです。(だから、ママの体力が必要です!)
我が家の場合、パパは女子力が高くてよく料理を作ってくれます。週末に一週間分の食材を買って次の週のための常備菜を用意したり、カレーを作ったりしてくれます。ママである私は毎日のお掃除担当です。
毎日パパが子どもを保育園に送って、私が迎えに行きます。平日の子どもの相手は主に私で、週末には三人で遊びに行きます。
家事も育児も一緒にしてくれるパパのおかげで私もリフレッシュできるので、本当に感謝しています!
台湾人の旦那さま:私の場合
私が台湾で六年間シングルマザーをしていた時代、ママ友の旦那さんたちが息子のことも面倒を見てくれました。
しかも、私が日本出張で三日間くらい留守にするときも「行っておいで!」と応援してくれ、一歳にもならない次男と小学生の長男の面倒を見ながら家事をこなしながら自分も会社へ行っていましたから、本当に感謝してもしきれません。
4、台湾&日本、育児で気をつけていること編
日本で育児している明太子さんの場合
日本人はグループの調和をとても大事にします。誰もがお互いを思いやり、清潔で静かな環境を作っています。 私も、息子の豆豆が「相手の気持ち」が理解でき、思いやりのある人に育てたいと思っています。
初めての育児に加え、海外なので、知らないことがたくさんあります。
例えば便利な「消臭ゴミ袋」や「子どもが入れないお店やレストラン」の存在、おむつ専用のゴミ箱がない場所では「おむつは各自で持ち帰る」というマナーなど…。
知らないことばかりですが、日本は育児の雑誌、本やウェブサイトに育児情報が充実してるので、調べながら育児するのもすごく楽しいです!
台湾で育児している私の場合
台湾は子育てがしやすい環境なので、私はシングルマザーでも六年間、台湾でずっと子育てしていました。
日本に帰れば単身家庭向けの補助が出るけれど、台湾では私たちは外国人だから、補助は受けられないけれど、それでも台湾の社会の方が子育てしやすいと思いました。
自分なりに気を付けているのは、「日本人だからといって良くしてもらえることを、当たり前だと思わないこと」。
今、台湾の皆さんから日本人だからといって良くしてもらえるのは、過去の日本人の功績のおかげです。
過去の遺産によって恩恵を受けているのです。
自分はもちろん、子どもたちにもそれを当たり前だと思わせてはいけないと思っています。
5、最近子どもが好きな読み物(絵本/本/雑誌どれでも)編
明太子さんのお子さん・豆豆くんの場合
五味太郎さんの『みんなうんち(福音館書店)』
読みながらいろいろな動物のトイレ事情に興味を持ち、「蛇やクジラはどうやってうんちするの? どんなうんち?」などと、たくさん質問して楽しんでいます。
『30かいだての30ぴき(フレベール館)』
私の長男・ソウタの場合
加古 里子さん作・絵の『かわ(福音館書店)』
中国語が第一言語になりつつある今、日本語の学習は課題のひとつですが、
アニメやゲーム、絵本は彼にとって楽しく日本語に親しめる存在なので、どんどん楽しんでもらえたらと思っています。
日本語の絵本はよく友人や家族・親戚がプレゼントしてくれるのでとても助かっています。
中でも最近ハマっているのが加古 里子さん作・絵の『かわ(福音館書店)』。
自分の身の回りにある川がどのようにしてできているのか、そして人間の生活の営みにとって川がどれほど大切なものなのか、楽しく知ることができます。
絵巻仕立ての面白い作りで、両面ともに同じ絵が入っているのですが、片面は文字なしのフルカラーの絵、もう片面はモノクロで文字が入っています。
人によって見方はさまざまですが、私たちはまずは絵だけ見て想像をふくらませ、次にかこさとしさんの言葉を見て「へぇー」「なるほど」などとうなっています。
以上、2回目は「仕事と育児」をテーマにお送りしました〜!
いかがだったでしょうか。もし感想や二人で話してみてほしいテーマなどあれば、お気軽にご連絡くださいね! Twitter( @yaephone )でも、メール(こちらに記載しています)でも結構です。
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