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東京在住の超人気台湾人ブロガー・明太子さんとはじめた、お互いのブログ上での交換日記。
交換日記が始まった頃は、まさか世の中がこんなことになるとは想像もしていませんでした。皆さんご無事でお過ごしでしょうか。
第三回目のテーマは「国際結婚」です。
このテーマは、私からリクエストさせてもらいました。
災害や疫病が起こった時に、家族ってとてもありがたい存在になることが多いのではないか、と思ったからです。もちろん、家族が脅威になるような場合もあるのでしょうが…。
結婚することが良いとか、幸せだとか言いたいわけではありません。
(現に私は一度離婚しているので…苦笑)
今の時代に結婚することは決して当たり前ではないし、
国際結婚は別に珍しくもないけれど、結婚後に離婚するケースも多い(日台夫婦の場合)からこそ、このテーマで明太子さんと話してみたいと思いました。
だって彼女、東京で会った時に「子どもができてから、どんどん旦那さんのことが好きになる」って話していたんです。素晴らしくないですか?
私はまだ再婚して二年半のピヨピヨなので、どちらかというと明太子さんの話が聞きたくて設定したテーマです。笑
というわけで第三回目をどうぞ!
まずはお互いの国際結婚についての基本情報から
結婚してどのくらい?
2011年に結婚しました。今年は結婚9年目です。
私は2017年11月に再婚したので、2年半くらいです。
どのくらいの時間恋愛してから結婚した?
イギリス留学で出会い、4年半お付き合いして、帰国する時に結婚することを決めました。
私たちは確か一年未満だったような気がします。照
お相手はどちらのお方?
台湾料理が大好きだけど、中国語は全然できない日本人です。
うちの夫は、日本語堪能な台湾人です!
そして気になる国際結婚にまつわるもろもろ
恋愛から国際結婚に至るまでに不安だったことやハードルはあった?
私の場合は、留学先の学校で夫と出会いました。
お付き合いした4年半の間は、馴染みのない国で生活するうえでお互いをサポートして、深い革命的な感情を育みました。(イギリスでの生活とお勉強の両立は色々大変でした…)
夫は結婚する前も今も、私にとってリーダーのような存在です。
デートの場所や内容、それから時間とお金の使い方も全部彼が細かくプランしてくれました。
夫みたいなしっかりしてる人と一緒にいると、どんな国に住んでも、どのような生活でも、安心できると思いました。
一番不安だったのは、英語でコミュニケーションを取りながら(今は日本語です)と、より深いトピックについて話すのが難しいということです。
お互いの気持ちや考えを確認するために、多くの時間と気力が必要になります。
お互いの家族は国際結婚にあまり抵抗がなかったので、それ以外のハードルはありませんでした。
私の話はちょっと長くなるんですが、すみません。私は台湾で6年間シングルマザーだったから、初婚の彼がいきなり息子(当時はもうすぐ6歳になるところ)の父親になるのはきっととても難しいことだと思って、いちばん高いハードルはそこだと思っていました。
でも不思議なことに、それを乗り越えられたのは長男のおかげでした。
私と夫のキューピットは、実は長男なんです。
私はシングルマザー時代に恋愛をしたけれど、「やっぱり子どもが受け入れられない」とお別れしたことがあります。
その時、身近な人から「子どものことが見えなくなるくらい彼をメロメロにできなかった。ヤエちゃんの魅力が足りなかった。もう二度と再婚できるチャンスはないね」と言われたりして、ズタボロになりました。笑
そのことがあってから、「もう恋愛はいいや、息子を幸せにすることだけを考えよう」と思っていました。
そんな時に仕事で今の夫と出会い、彼女がいないけれどできたらいいなと言っていたので、彼氏募集中だった私の女友達に紹介しました(この時は恋愛感情ゼロです!)。
そして彼が予約してくれたのは、なんとロマンティックなムードゼロのレゴをテーマにした親子レストラン(レゴで遊べるカジュアルなレストラン。
食事は全て冷凍もので、店内の照明は蛍光灯)を予約してくれました。
男女の出会いの場なのに!笑
自分の恋愛よりも、紹介の場に来る私と息子を優先してくれるなんて衝撃的でした。
ムードがなかったせいなのか、紹介した女友達と彼はカジュアルな友達トークで終わり、その帰り道のこと。
女友達はバスで、彼と私たち親子は地下鉄で帰りました。
すると、地下鉄に乗ろうとした時、急に長男が私と彼の手を繋がせたんです。びっくり。
「何するの!」とすぐに手を離しましたが、確かにその日から、心のどこかでお互いを意識するようになりました。
後から長男に聞いたら、「こういう人がお父さんになってくれたら嬉しいと思った」そう。
そんなわけで、私と夫にとって長男はキューピット。
夫にとっては長男がいなかったら私と結婚していなかったわけで、
長男がいなかったら次男は生まれていないわけで…
私たち夫婦は長男に頭が上がりません。
Yaekoさんの恋愛ストーリーに感動しすぎて涙が止まらなくて、人と人の縁は本当に不思議だなぁと改めて感じました。
結婚相手と、自分が考えていた日本人/台湾人のイメージと違ったところは?
結婚する前の私にとって、日本人の印象は「とても真面目で丁寧」でした。
夫は確かに真面目で丁寧な人ですが、家では割とお笑い芸能人みたいな面白い性格が出ます。血液型がBなのが原因かどうか分かりませんが、結構マイペースであまりルールに従うタイプではないです。本人もよく「自分は宇宙人」と言っています。
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宇宙人であるおかげで、彼は私に「日本人の常識で考えて行動して」とは言いません。(血液型がA型の私が常にいろいろ気にして、緊張しているからかもしれません!?)
明太子さんの旦那さん、いつかお会いしてみたい!
私の夫は日本語が堪能だからか、あまり台湾人らしくなくて、たまに私がびっくりしています。
日本のゲームや漫画、アニメが好きで日本語を勉強するようになり、ワーキングホリデーで一年間日本で働いていたそうです。
カラオケで日本の歌を歌うのが大好きで、私も知らないようなアニソンを歌います。すごいビブラートを効かせながら…笑
子どもにぴったりなアニメもよく知っているし、ゲームで一緒に遊んだり、息子はいつも楽しそうです。彼と一緒にいるようになって、「オタク最高!」だと感じています。
生活や仕事、育児など、自分と旦那さんが文化や習慣が違うところはどのように受け止めてる?
夫と私が違う意見を持っているときは、いつも「どうしてそう思うのか」を聞いてから、自分の考えを伝えます。もちろん、喧嘩や葛藤の瞬間はたくさんありますが、それはお互いの違いを見つけられ、お互いを理解する機会を得ることだとも言えると思います。
私たちはお互いの生活習慣や好み、違いをよく理解しています。(例えば彼はとっても熱いスープが好きで、私は猫舌。彼は細かいプラン、私がサプライズが好き)、違いがあっても毎日会いたくて、ずっと一緒に暮らしたいから結婚しました〜。
私も夫も同じ考えを持っています。
「違いがあっても毎日会いたくて、ずっと一緒に暮らしたいから結婚しました」に胸キュン…♡ そうだよね、そうだよね。
私の場合は、台湾のローカル企業で働いたり、離婚を経験したことで「自分と相手が違うのが当たり前」ということをだいぶ経験できたので、まず相手が自分と同じだと思っていないところがあります。
相手の母国に移住するのに不安はなかった?あった場合はどうやって解決した?
最初は不安よりは期待が多かったのですが、日本に来てから、乗り越えなければならない困難がたくさんあることに気付きました。
例えば言語の問題、仕事の問題、子育ての問題、文化の違いなどなど。そして、毎日不安ばかりだと海外の生活を楽しめないと感じました。
だからいろんな困難に直面したら、他の人の経験や意見を参照してから解決方向に進むようにしています。完璧に追求しない、毎日ちょっとずつづレベルアップしようと決めました。
明太子さんは(日本人の私でもちょっと面倒くさいと思っちゃう)日本で、いつも暮らしを楽しんでいるのがすごいなと思っていたけれど、その裏にはこんな考えがあったのね。。
私の場合は、台湾駐在員だった前の夫との結婚がきっかけで台湾に移住して、妊娠・出産後、離婚しました。シングルマザーになってからも、自分で台湾で働きながら息子を育てると決めたのですが、その大きな理由は「台湾が子育てしやすい社会」だと思ったからです。
結婚してから旦那さんへの見方が変わったりした?
夫が私にプロポーズしたとき、彼はロマンチックなことは何も言いませんでしたが、「私は必ず、毎日毎日もっと好きになってもらえるように頑張ります!」と言ってくれました。
その根拠のない自信がどこから来たのは分からないですが(笑)、結婚9年目の今になって振り返ると、本当に彼の言った通りです。結婚する前よりもっと彼のことを好きになっただけでなく、とても尊敬しています。彼は全然ロマンチックではないですが、すごく丁寧に生活している人です。
結婚する前はただ「この人と結婚したら、なんでも安心できる!」と思っていましたが、今は「この人は毎日もっといい人になるために頑張ってくれている!」しかも「私にもっと良くするために、色々手伝ってくれている!」と感じます。
私もそうなれるようになりたいなぁ。ええ話や…。うちの夫は本当に心がきれいな人なので、日々見直してばかりです。「血がつながっていなくても、ソウタの親になれるよ」と言ってくれて、でも長男に反抗期が訪れたら『お前なんて親じゃねーんだよ!』って言われたら悲しすぎると今から戦々恐々な彼です。
実は、夫のご両親は彼が小学校中学年の頃に離婚されていて、お父様が男手ひとつで彼やそのご兄弟を育ててくれたそうです。(台湾は日本と逆で、離婚後は多くの場合、父親側が子どもを引き取ります。)
そんな背景があったことで、私が海外で働きながら一人で子育てすることの大変さや、長男が父親がいなくてどれくらい寂しい思いをしているかも想像できたそうです。
仕事をしながら一人で子どもたちを育てるなんて、とても大変だったと思います。私も彼のお父さんのことをとても尊敬しています。
今のところ、結婚生活で大事なことはどんなことだと思う?
「コミュニケーション」と「感謝」だと思います。
せっかくもともと関係ない人と出会って、一緒に暮らしているのですから、相手のことを研究して理解しないともったいないと思います。
理解するためにいっぱいコミュニケーションを取らないといけないです。
そして、感謝はすごく重要だと思います。
うちの場合、どんな小さなこともちゃんと「ありがとうございます!」と言います。
感謝の気持ちを言葉に出して伝えることで、相手の心に気持ちが届くだけでなく、自分も相手が何かをしてくれた時、感謝の気持ちを伝えることの大切さを思い出すことができると思います。
そっか…そうだよね。私も忘れないようにしよう。「コミュニケーション」と「感謝」。
私の場合は再婚してまだ2年半なので、経験が浅いのですが…
今のところ大切にしているのは、「自分と家族を信じて、見返りなく愛すること」。
これは夫が私のことをとても大事にしてくれたおかげで改めて気が付いたことなのですが、この世でいちばん自分を大切にしてあげられるのは、自分だけなのだと今さら知りました。
人に大切にされるのではなく、自分が自分を大切にし、愛してあげること。それができてはじめて、人のことを愛するすることができる。
私はそのことを息子たちに教えてあげたいと思っています。
だって、それがこの世に生まれて幸せになるためのいちばんの、そしてたったひとつの方法なのだから。
私の夫は本当にすごい人で、自分の愛する人を幸せにすることで、自分の幸せを感じられる人です。全く見返りを求めてきません。
私は彼に出会って本当に救われました。
以上、3回目は「国際結婚」をテーマにお送りしました。
いかがだったでしょうか。
ご感想やテーマのリクエストなどがございましたら、Twitter(@yaephone)でも、メール(こちらに記載しています)でも、お気軽にご連絡くださいね。ではまた!
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