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村上春樹さんが翻訳された『おおきな木』を朗読。
第8回目となる台湾の「華文朗読フェスティバル」に、ゲストスピーカーとしてお呼びいただきました。
「華文朗読フェスティバル」の主催者は「財団法人台湾文創発展基金会」および「台湾文創発展股份有限公司」。文化部や教育部(どちらも、日本の文部科学省に相当)の指導によって開催されている、文化的な催しです。
会場は、台湾カルチャーの発信地としてすっかりおなじみとなった、「華山1914文化創意產業園区」です。
朗読フェスティバルなので、他のゲストたちも会場で本を朗読するのですが、私は「大好きな日本の絵本を紹介してほしい」という主催側からのリクエストで、日本語の本を朗読しました。
ご紹介したのは、村上春樹さんが翻訳された絵本『おおきな木』。
子ども向けの絵本ですが、大人でも十分楽しめます。
村上春樹さん人気の陰に、素晴らしい翻訳者さんの存在
村上春樹さんは台湾でもものすごく人気がありますが、その人気に大きく貢献していると言われているのが、翻訳者の賴明珠(ライ・ミンジュ)さんの存在です。
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あの村上春樹さん独特の表現を見事に翻訳されているので、同じ中国語版でも、中国の簡体字中国語の翻訳とは全く奥深さが違うそうで、中国でも、賴明珠さんの翻訳されたバージョンが読まれているというほど。
私自身も数年前に賴明珠さんを取材させていただいたことがきっかけで、台湾で村上春樹さんの人気が絶大なことを改めて実感しました。
私が村上春樹さんを語るなんておこがましいことではありますが、この朗読会のおかげで、秋の日曜の午後に、華山という文化の発信地で、この本とじっくり向き合う機会をいただきました。
会場が温かな雰囲気だったおかげで、私も楽しませていただきました。
30人くらいお集まりいただき、日本語が話せる方はゼロ(うちの夫と長男だけ)、そして『おおきな木』を読んだことがある方もいなかったので、来てくださった方の心に何かしら少しでも残せたら嬉しいです。
「華文朗讀節 wordwave festival 2020」
期間:2020年11月13日(金)〜12月13日(日)
場所:華山1914文化創意產業園區
2020.wordwave.com.tw
※念のため、『おおきな木』の版元である「あすなろ書房」さんの「著作物の利用について」を確認し、抵触のない範囲で朗読させていただいたことをここにご報告いたします。
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